中島公園は札幌の中心に位置する、遊水施設などがある歴史的な都市公園です。
中島公園の生い立ち
札幌市の中心部分に位置する公園です。
豊平川が貫通しています。
札幌の平野部に南部の山間部から豊平川が注ぎ、扇状地を形成しています。
そのため、この平野部は湧水が多く、所々に河川が浮き上がっていました。
豊平川の流れが分岐し、再び主流に戻る地形の一つが中島地区です。
また、ここを流れる川の水を利用したのがこの公園の中心になる菖蒲池です。
中島公園の楽しみ方
公園の中核は菖蒲池(しょうぶいけ)という大きな池があります。この池に注ぐ小川は豊平川から分岐している川です。芝生広場や園路が広く、樹木がまばらに植えられているなどにより、日当たりの良く、水面輝く景色が楽しめます。
ガーデンは、ローズガーデン、ボーダーガーデン、菖蒲池の他に、有料施設の日本庭園があります。
公園全体の四季折々の樹木や、春には桜の花見、秋には紅葉なども楽しむことができます。
中島公園の施設
★菖蒲池:
★フラワー・ガーデン:このガーデンはガーデン愛好家が集まり、ボランティア方式で整備されています。日当たりの良いローズガーデンやボーダーガーデンの他、菖蒲池(しょうぶいけ)のほとりには水辺植物が植えられています。
★豊平館:明治天皇が札幌にお越しになられる際に、宿泊施設として建てられた建物です。建造当初は現在の大通り公園に設置されていました。その後、中島公園に移設され、ホテルとしての利用などの経緯を経て、現在は歴史的建造物として保存されています。内覧が可能です。
★キタラ・ホール:優れた音響を整備した音楽専用ホールです。定期演奏会の他、コンサートなども開催されます。
★中島展望台:
★中島体育館:
★貸しボート:
★日本庭園:
★川遊び場:
中島公園の植物
中島公園の歴史
- 1871年 元右衛門堀と言われる貯木場が造られ、現在の菖蒲池の原型となる。
- 1887年 中島遊園地として整備が整い、競馬場、料亭などの施設は人々の集いの場となった。
- 1996年 冬季には菖蒲池がスケートリンクとして利用された。
- 1907年 中島公園として設計が行われる。
- 1923年 夏季、菖蒲池がプールとして利用される。
- 1958年 北海道大博覧会の会場となり、天文台、ウォーターシュートが整備される。
- 北海道神宮祭(札幌祭り)のメイン会場として縁日の他、各種サーカスなど盛大なイベント会場となっていた。
- 昭和の時代には隣接する中島体育館で、プロレスリング興行に利用され、全国放送なども行われた。
- 遊園地が整備され、家族の集いの場としても利用された。その後廃止された。
- 1990年代に音楽専用ホールとしてキタラ音楽専用ホールが整備される。
imformation:中島公園